ORTHODONTICS
矯正歯科
ORTHODONTICS
矯正歯科とは

出っ歯や受け口などの悪い歯並びを改善し、きれいな歯列にして噛み合わせを正しくする治療です。矯正装置を装着していただき、歯を徐々に動かします。歯並びがきれいになると見た目が良くなるのはもちろんですが、噛み合わせが正しくなるのも大きなメリットです。虫歯や歯周病にかかりにくくなり、食べ物もしっかり噛めて消化しやすくなります。また、発音が明瞭になり、顔立ちが整う可能性があるなど、さまざまな効果が期待できます。
口元を美しくして自信をつけるとともに、年齢を重ねてもお口の健康を維持する土台を作ることになります。いくつになってもしっかり噛めて楽しくお話しできる、健康なお口を目指してみてはいかがでしょうか。
不正咬合(悪い歯並び)が心身に与える影響
- 歯磨きが上手にできないため、虫歯になりやすい
- 食べ物をうまく噛むことができない
- 発音が悪くなり、上手にしゃべることができない
- 全身のバランス(姿勢)が悪くなり、頭痛やスポーツなどへの影響を引き起こす
- 歯並びが悪いことに心理的ストレスを感じる場合がある
- 見た目が悪いということだけではなく、日々の生活から健康に悪影響を及ぼす可能性がある
不正咬合の種類
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叢生(そうせい)
八重歯や乱杭歯(らんぐいば)ともよばれるもので、歯がデコボコに生えて重なっています。歯が大きすぎると叢生になる場合があります。
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上顎前突(じょうがく
ぜんとつ)一般的に出っ歯とよばれる状態です。上顎の歯が突き出ています。
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下顎前突(かがくぜんとつ)
反対咬合や受け口とよばれます。下顎の歯が上顎の歯よりも前に突き出ています。
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開咬(かいこう)
噛んだときに上下の前歯が触れず、隙間ができてしまいます。オープンバイトともよばれます。
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過蓋咬合(かがいこうごう)
噛んだときに上の歯列が下の歯列を覆ってしまう、噛み合わせが深い状態です。ディープバイトともよばれます。
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空隙歯列(くうげきしれつ)
いわゆるすきっ歯で、歯と歯の間にすき間ができている状態です。主に上の前歯のすき間を指すことが多いです。
ADULT
成人矯正

大人を対象とした矯正治療であり、歯並びや噛み合わせを改善して審美性と機能性を向上させる治療です。見た目の改善だけでなく、正しい噛み合わせをつくることで食事や発音の機能を向上させ、顎の負担を軽減します。また、歯並びが整うことで歯を磨きやすくなり、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
成長期を過ぎ顎骨の発育が終わってから行なうため、治療期間が長くなることがありますが、効果は十分に期待できます。
なお、当院では患者さまの審美的なニーズにお応えするため、全体矯正は「クリアコレクト」、部分矯正は「インビザラインGo」などの透明なマウスピース型矯正装置をご用意しています。どうぞご安心ください。
幅広い症例に対応 ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく、歴史と実績のある矯正治療法です。一つひとつの歯を精密に動かすことができるため、軽度の歯並びの乱れから、抜歯が必要な複雑な症例まで、非常に幅広いお悩みに対応できます。当院では、患者様のご希望やライフスタイルに合わせて、目立ちにくい装置もご提案していますので、まずはお気軽にご相談ください。

ワイヤー矯正のメリット
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幅広い歯並びのお悩みに対応できます
ワイヤー矯正の大きなメリットは、対応できる症例の幅広さです。歯を大きく動かす必要がある場合や、上下の顎の噛み合わせに問題がある場合など、マウスピース矯正では難しいとされる複雑な歯並びにもしっかりと対応できます。確実で安定した治療結果を求める方や、ご自身の歯並びが他の治療法で対応できるか不安な方にも、安心してご提案できる実績のある治療法です。
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理想の歯並びを追求しやすい精密な調整が可能です
ワイヤー矯正は、歯科医師が歯一本一本の位置をミリ単位で精密にコントロールできるのが特徴です。歯の傾きやねじれ、高さなど、細部にわたる調整を行うことで、患者様が思い描く理想の歯並びと、機能的に正しい噛み合わせを両立させることが可能です。治療の最終段階で微調整を加え、より完成度の高い口元を目指せるのは、ワイヤー矯正ならではの強みと言えるでしょう。
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さまざまな種類の装置から選ぶことができます
「矯正装置が目立つのが気になる」という方もご安心ください。従来の金属製の装置だけでなく、歯の色に近い白色や透明のセラミックでできた「審美ブラケット」や、ワイヤー自体が白い「ホワイトワイヤー」など、目立ちにくい選択肢も豊富です。また、歯の裏側に装置を取り付ける「舌側(ぜっそく)矯正」であれば、周りの人にほとんど気づかれずに治療を進めることも可能です。
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ご自身での管理の手間が少ない治療法です
ワイヤー矯正の装置は一度装着すると、基本的にご自身で取り外すことはありません。そのため、マウスピース矯正のように食事や歯磨きのたびに着脱したり、装着時間を管理したりといった手間がかからないのがメリットです。うっかり装置を着け忘れて治療計画が遅れてしまうという心配もありません。忙しい毎日を送る方や、ご自身での管理に不安がある方でも、安心して治療を継続しやすい方法です。
透明な矯正装置 クリアコレクト
マウスピース型の装置を装着する治療方法で、ご自身で複数枚の装置を取り替えながら歯を動かします。一般的なワイヤー矯正は金属の装置を使うので口元が目立っていましたが、マウスピース型矯正装置「クリアコレクト」は透明な素材で作られており、装着しても目立ちません。取り外しができて歯磨きしやすく、食事のときにも邪魔になりません。素材が薄いうえに弾力性があり、歯の動きを適切にコントロールしながら快適に装着できます。

クリアコレクトのメリット
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矯正装置は透明なマウスピースで目立たない
プラスチックで作られた透明なフレームを使用しています。歯の移動シミュレーションに合わせて装置を取り替えていき、最終的な歯列に整えます。患者さまごとに歯型を取り、歯列に合わせて装置を作製するハンドメイドのフレームなので、しっかりフィットしてあまり目立たず、ほかの人からは矯正治療を受けていることを気づかれにくくなります。
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取り外して歯を磨けるので衛生的
一般的なワイヤー矯正は、装置を取りつけると歯科医院でしか取り外すことができません。食事のときの食べ物が残り、歯磨きもしにくいので虫歯のリスクがあります。クリアコレクトはマウスピース型の矯正装置なので自由に取り外すことができ、食事や歯磨きを普段どおりにできます。お口の中を衛生的に保てて、虫歯になりにくい環境を維持できます。
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食事のときは取り外しておいしく楽しめる
ワイヤー矯正の装置をつけているときに、ガムやキャラメルといった粘着性の食べ物を摂取すると装置が壊れるリスクがあります。また、普段の食事でも食べ物が挟まる可能性があり、気をつかうシーンが増えてきます。クリアコレクトは取り外して普段どおりに食事ができます。ご友人などと外食をするときにも取り外しができて、口元を気にせずに会話を楽しめます。
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発音を気にせずに会話を楽しめる
ワイヤー矯正を歯の表側、または裏側に装着すると、唇や舌の動きに制限が生じてうまく発音できなくなることがあり、慣れるまでに時間がかかります。クリアコレクトは薄く加工することができる装置なので、お口の中に装着しても唇や舌の動きに違和感が出にくく、スムーズに発音ができます。お話しをする機会が多いお仕事にも支障が出にくいといえます。
部分矯正 インビザラインGo
主に前歯の歯並びを対象とした、マウスピース型装置による前歯部矯正治療です。前歯の歯並びが乱れていると、どうしても目立ちやすくなります。歯並びの悪さが軽度なケースであり、とにかく前歯だけを改善したいという場合は、「インビザラインGo」による治療が適しています。透明な装置なので装着していても目立たず、薄く加工されていて快適な装着感です。ラミネートベニアやインプラント治療の効果をより高めることもできます。

インビザラインGoのメリット
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透明で目立ちにくいため気づかれにくい
「インビザラインGo」は透明なマウスピース型装置です。装着してもほとんど目立ちません。しかも薄く作られているので、口元が突き出すようなこともなく見た目が自然です。周囲に矯正治療を受けていることを知られたくない方、人前で話す機会が多い方などにおすすめです。
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歯全体を矯正する治療よりも費用を抑えられる
前歯だけに限られた部分的な矯正は、すべての歯列を対象とした歯列矯正に比べると、基本的には低価格となります。全顎矯正をするには予算の都合がつかない方、なるべく費用を抑えたいという方などに適しています。ただし、症例によって価格が異なる場合があるので注意が必要です。
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部分矯正なので短期間で治療を終えられる
患者さまの歯型を取って装置を作製し、複数枚の装置をお渡ししてご自身でつけ替えていただきます。そのため、通院回数が少なく手間が省けます。さらに前歯だけを対象とするので、すべての歯列を整えるよりも治療期間を短縮できます。装置が壊れるなどのトラブルもないため、治療が中断する可能性も軽減されます。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療
小さなスクリュー(ネジ状のパーツ)を歯肉の骨があるところに埋入し、固定源とする治療法です。矯正治療では、歯を動かす動作において反作用が起きるリスクもあります。こうしたリスクを軽減してスムーズに歯を動かせるのが、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療です。
従来の矯正治療とは異なり、安定した固定源により休みなく歯を引っ張ることが可能です。抜歯をせずに矯正治療ができる可能性も高まり、治療が難しいとされる症例にも対応できます。治療期間の短縮にもつながり、ヘッドギアなどの装置を使う必要がありません。歯科矯正用アンカースクリューを埋入する際は痛みや腫れがほとんどなく、低侵襲かつ安全性があり、患者さまの負担を軽減できます。治療後も傷痕はほとんど残りません。

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療の特徴
- 難しい不正咬合(良くない噛み合わせ)の治療もできるようになります。
- 治療期間が短縮されます。
- ヘッドギアなどの面倒な装置を使用せずに済みます。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療の流れ
-
STEP
01
スクリューの埋入
麻酔をかけ、歯肉などに小さなスクリューを入れます。
所要時間は1本あたり30秒から1分ほどです。 -
STEP
02
スクリューの安定
スクリューが安定するのを待ちます。すぐに安定する場合もありますし、少し期間を要する場合もあります。
その間にスクリューが緩んだり、違和感があったりした場合はご連絡ください。 -
STEP
03
歯の矯正
スクリューを土台にし、ゴムやスプリングをかけて歯の移動を開始します。
-
STEP
04
スクリューの除去
スクリュー除去の時期には個人差がありますが、通常半年から1年が目安です。
スクリューを逆回しして外したあとは、痛みがほとんどありません。穴は1日ほどでふさがります。 -
STEP
05
その後の治療
噛み合わせの度合いによって、半年から1年半くらいかけて正しい歯並びにしていきます。この間、定期的に通院していただきます。
治療期間中にスクリューが緩むことがあります。その場合は、再度新しいスクリューを入れ直すことになります。
当院では口腔内スキャナーを導入しています
より正確で快適な治療を目指し、口腔内スキャナー「プライムスキャン」を導入しています。小型のスキャナーで歯列を撮影することで、短時間で精密な3Dデータを取得できます。従来の型取りが苦手な方でも、ストレスを感じません。
マウスピース型矯正装置「クリアコレクト」や「インビザラインGo」の作製にも利用しています。

PEDIATRIC
小児矯正

小児矯正は、大人の矯正とは目的が少し異なります。単に歯並びを整えるだけでなく、お子様の顎の健やかな成長を促し、将来的に永久歯がきれいに並ぶための土台作りをすることが主な目的です。顎の骨がまだ柔らかい成長期に治療を始めることで、顎の大きさをコントロールしやすく、将来的に抜歯をせずに本格的な矯正治療ができる可能性を高めます。お子様の歯並びや口元の癖(指しゃぶり、口呼吸など)が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
よくあるご質問
矯正治療を考えていますが、痛みはどのくらい続きますか?
矯正治療では、歯が動く際に痛みを感じることがあります。特に、装置を初めてつけた日や、ワイヤーを調整した後の2〜3日が痛みのピークとなりやすいですが、通常は1週間ほどで落ち着きます。痛みは「歯が浮くような」「硬いものが噛みづらい」といった感覚で、感じ方には個人差があります。痛みがつらい場合は、痛み止めを服用することで和らげることができますのでご安心ください。当院では、できるだけ痛みを抑えた調整を心がけております。
矯正治療が終わるまで、どのくらいの期間がかかりますか?
治療期間は、患者様のもともとの歯並びの状態や、年齢、どの範囲を治療するかによって大きく異なります。前歯など一部分を整える「部分矯正」の場合は数ヶ月〜1年程度、奥歯の噛み合わせまで含めた「全体矯正」の場合は1年半〜3年程度が一般的な目安です。治療を始める前の精密検査の結果をもとに、一人ひとりに合わせた具体的な治療計画と期間をご説明いたしますので、ご不明な点はお気軽にご質問ください。
ワイヤー矯正の装置は、やっぱり見た目が気になります…
ワイヤー矯正と聞くと金属の装置をイメージされる方が多いですが、最近は目立ちにくい装置も増えています。例えば、歯の色に近い白や透明のセラミックでできたブラケットや、ワイヤー自体を白くコーティングしたものを選ぶことで、口元の印象は大きく変わります。患者様のご希望やライフスタイルに合わせて最適な装置をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらを選べば良いですか?
ワイヤー矯正とマウスピース矯正には、それぞれ異なる特徴があります。ワイヤー矯正は幅広い症例に対応でき、精密な歯のコントロールが可能です。一方、マウスピース矯正は装置が透明で目立ちにくく、ご自身で取り外せるという利点があります。どちらの治療法が適しているかは、患者様の歯並びの状態や、何を優先したいかによって異なります。それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、患者様にとって最善の治療法を一緒に考えていきます。
透明なマウスピースで、本当に歯を動かすことができるのですか?
はい、可能です。マウスピース矯正では、現在の歯並びから理想の歯並びへと少しずつ歯を動かした状態のマウスピースを、段階的に交換していくことで歯を動かします。1枚のマウスピースで動く距離はわずかですが、治療計画通りに装着を続けることで、着実に歯並びを整えることができます。ただし、歯の動き方によってはマウスピース矯正が適さない場合もあります。まずは精密検査で、しっかりと歯が動くかどうかをシミュレーションすることが重要です。
矯正治療中の食事で、気をつけることはありますか?
治療法によって注意点が異なります。ワイヤー矯正の場合は、装置が外れたり壊れたりする原因となるため、お餅やガム、キャラメルのような粘着性の高い食べ物や、硬いおせんべいなどを丸かじりするのは避けていただく必要があります。一方、マウスピース矯正の場合は、食事の際に装置を取り外せるため、基本的に食事の制限はありません。ただし、外した装置の管理や、食後の歯磨きを丁寧に行うことが大切です。
PRICE
矯正治療の料金
ワイヤー矯正
診療内容・詳細等 | 料金(税込) |
---|---|
矯正相談 | 0円 |
矯正医相談 | 3,300円 |
セカンドオピニオン | 5,500円 |
精密検査・診断料 | 49,500円 |
全額成人矯正 | 772,200円~ |
片額矯正 ※軽度叢生等適応 |
356,400円~ |
調整料 | 5,900円 |
経過観察料 | 3,500円 |
保定装置 | 35,600円~ |
▼成人矯正の一般的な治療期間・回数
治療期間:1~2年、治療回数:12~24回
治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
インビザライン・システム
診療内容・詳細等 | 料金(税込) |
---|---|
導入料 | 639,200円 |
インビザライン・システム iGO | 456,600円 |
診断シュミレーションのみ | 33,000円 |
調整料 | 5,500円 |
リテーナー(上下1セット) | 35,200円 |
ワイヤー 補助矯正 | 55,000円 |
▼マウスピース矯正の一般的な治療期間・回数
治療期間:1~2年、治療回数:12~24回
治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
小児矯正
診療内容・詳細等 | 料金(税込) |
---|---|
1期治療(成長期中) ※混合歯列期対象 |
475,200円~ |
2期治療 ※1期治療を行った上で治療が必要な場合 |
475,200円~ |
▼小児矯正の一般的な治療期間・回数
【1期治療】1年~1年6ヵ月、治療回数:12~18回
【2期治療】1年~1年6ヵ月、治療回数:12~24回
【保定期間】6ヵ月~1年、治療回数:6~12回
治療期間・回数は症状や治療の進行状況などにより変化します。あくまで参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
リスク・副作用
矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
- 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)生え揃第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生え揃ったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
- 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
- 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかったむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
- ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
- 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
- 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
- 装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製やむし歯治療などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
- 加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
- 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
マウスピース型矯正装置「クリアコレクト」を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 正しい装着方法で1日22時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- 軽度から中程度の叢生、軽度の空隙歯列に適しており、いずれも重度の不正咬合の治療はできないことがあります。
- 軽度の不正咬合なら治せますが、重度の下顎前突、過蓋咬合、交叉咬合などは、より高度な矯正治療が必要になることがあります。
- 計画通りに歯が動かず、追加のマウスピースが必要になることがあります。
- お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- お口の状態によっては、クリアコレクトに加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
薬機法において承認されていない医療機器「クリアコレクト」について
当院でご提供している「クリアコレクト」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年12月19日最終確認)。
入手経路等
ストローマン社より入手しています。
国内の承認医療機器等の有無
国内では、クリアコレクトと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年12月19日最終確認)。
諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここではクリアコレクトの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
マウスピース型矯正装置「インビザライン」を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
- ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
- 症状によっては、インビザラインで治療できないことがあります。
- お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
- 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
- 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
- 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
- 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
- お口の状態によっては、インビザラインに加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
- 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
- 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供している「インビザライン」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年12月19日最終確認)。
入手経路等
アライン・テクノロジー社(日本法人:インビザライン・ジャパン合同会社)より入手しています。
国内の承認医療機器等の有無
国内では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2024年12月19日最終確認)。
諸外国における安全性等にかかわる情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていますが、情報が不足しているため、ここでは諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
部分矯正にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
- 症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
- 前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。
歯科矯正用アンカースクリューによる矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
- 骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
- 脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
- 歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
- 歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。
歯列矯正用咬合誘導装置「プレオルソ」を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器です。歯の誘導に使用します。
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 取り外せるので、装着時間を守るためのセルフコントロールが必要です。
- お子さまが治療に協力的でない場合、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 毎日の装着を怠ると、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 正しい使い方ができていないと、かえって悪い歯並びになってしまうことがあります。
- この装置だけで、お口周りの問題をすべて解決できるわけではありません。
歯列矯正用咬合誘導装置「ムーシールド」を用いた治療のリスク・副作用
- 薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器です。歯の誘導に使用します。
- 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 就寝時に装置をお口に入れておく必要があります。
- お子さまが治療に協力的でない場合、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 毎日の装着を怠ると、良好な治療結果を得られないことがあります。
- 歯ぎしりなどによる強い力がかかると破損することがあるため、消耗の状況により、新しい装置と交換する必要があります。
- 症状が改善されない場合、ほかの矯正治療に移行することもあります。
- 生涯良好な歯並びであることを保証する治療ではありません。治療後、成長により不正咬合が現れることがあります。
- 熱やアルコールへの耐性がないため、装置の洗浄には専用の薬剤を使う必要があります。